470 Class
470級について
オリンピックのセーリング競技は11種目ありますが、470級はそのうちの1種目です。
男子クラスと女子クラスに分かれており、日本の男子クラスは2004年アテネオリンピックで銅メダル、女子クラスは1996年アトランタオリンピックで銀メダルを獲得しています。
ちなみに、アトランタオリンピックの女子470級には20カ国、男子には27カ国が参加していました。
470級は全長4.7mあることからヨンナナマルと呼ばれています。
幅は1.68m、帆の面積12.7平方メートル。オリンピック種目のうちでも、比較的日本人の体格に適した大きさです。
470級は2人乗りです。スキッパーは舵を操り、メインセールを調節し、ヨットのスピードを上げることに専念します。クルーはそれ以外のすべての作業を担当します。
たとえば、スタート前のカウントダウンをし、どこから風が吹いてくるかをチェックし、ジブセールと呼ばれる小さな帆を調整し、大きく傾くヨットを体重をかけて水平に起こしたりなど、一瞬の休みもなく作業します。
レースについて
470級の国際大会では参加艇がいっせいにスタートするフリートレースというレース方式が採用されています。 コースは風によってさまざまにレイアウトされますが、競技海面にはマークブイが設置されており、スタートした各艇は定められたブイをマークし(折り返す)、ゴールとなるフィニッシングラインを通過する事で順位を競います。 海上には陸上競技のようなスタートラインが引けないので(赤道に赤い線がないのと同様に・・)ブイとブイの間、船と船の間をスタートラインに見立てています。 各艇はスタート時間までスタートライン付近をスタートが有利になるような位置取りや風を捉えつつ往復します。
そう。スタート前に既に勝負は始まっているのです!!
スタートすると最初にマークすべきブイを目指しますが、どの艇も同じコースを取る必要はありません。ブイをマークすればいいので、コース取りは自由。ほとんどが1直線にブイを目指してる中、1艇だけ明後日の方向に向い、ショートカットを試みる事もあります。
スキッパーとクルーのテクニックや体力だけではなく、風と波と潮を読む非常に頭脳的な競技でもあるのです。
順位について
前回の北京オリンピックでは、9日間(含む予備日)で11レースを行いました。 途中に予備日を挟みながら、1日2レースのペースで行われ、最終レースのみ1日1レースのメダルレースが行われました。オリンピックで「メダルレース」が採用されたのは北京オリンピックが初めてでした。
得点は1位に対して1点が与えられます。同様に2位に2点、3位に3点・・・また、11レース中で最も悪いレースはカウントには入れません。 つまり、11レースのポイントを合計して、もっともポイントの少ないチームが1位となります。
「メダルレース」ではポイントが2倍になり、1つの順位が持つ重みが倍化されるので、逆転の可能性が増えます。そして、最も悪いレースをカットした残りレースのポイントを合計して、最もポイントの少ないチームが1位となります。
